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親が子どもに勉強を教えるコツ⑱「中学数学~証明問題④」  勉強が好きになる小中学生向け学習塾「札幌自学塾」

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親が子どもに勉強を教えるコツ⑱ 「中学数学 証明問題④」

 

◇小学生から中学生までに一番身につけたい力は何? 「自ら学ぶ力=自学力」

◇論理的思考力とは何?

①言い換える力(具体と抽象の関係)(つまり、たとえば)

②比べる力(あっちは、こっちは、一方は、他方は、それに対して)

③たどる力(因果関係→原因と結果の関係)(だから、なぜなら)

④推論力(未知の事柄に対して筋道を立てて推測し、論理的に妥当な結論を導き出す力)

 

◇理解力とは? ①点で理解 ②線で理解 ③面で理解

 

◇三角形の合同条件

 ①3組の辺がそれぞれ等しい

 ②2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい

 ③1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい

 

◇平行四辺形の性質

 ①2組の対辺の長さがそれぞれ等しい

 ②2組の対角の角度がそれぞれ等しい

 ③対角線がそれぞれ中点で交わる

 ④2組の対辺がそれぞれ平行である

 ⑤1組の対辺が並行で長さがそれぞれ等しい

 

 *平行を証明するためには、錯角や同位角が等しいことを利用する!

 

例題(考え方や図は、動画講座を参照してください!)

 

例題6)図(動画参照)△ABCの中点をM、ACの中点をNとする。MN上の延長にMN=NDとなる点Dをとる。

    四角形MBCDが平行四辺形になることを証明せよ。

 

 

証明)

①AN=CN(NはACの中点)

②MN=ND(仮定)

③ ①②より「対角線がそれぞれの中点で交わる」ので四角形AMCDは平行四辺形となる

四角形MBCDにおいて

④ ③よりAM//CD▱ABCDの対辺

AM=CD(▱AMCDの対辺)

⑥AM=BM(MはABの中点)

⑦ ④よりMB//CD

⑧ ⑤⑥よりMB=CD

したがって⑦⑧より「1組の対辺が並行でその長さが等しい」ので四角形MBCDは平行四辺形となる。  

 

 

例題7)図(動画参照)△QBC、△PBA、△RACはいずれも正三角形である。

    このとき四角形QPARが平行四辺形であることを証明せよ。 

 

証明) △ABCと△PBQにおいて

①AB=PB(正三角形PBAの辺)

②BC=BQ(正三角形QBCの辺)

∠PBA=∠QBC=60°(正三角形の角)より

∠ABC=60°-∠QBA

∠PBQ=60°-∠QBA

⑤ ③④より∠ABC=∠PBQ

①②⑤より「2組の辺とその間の角が等しい」ので △ABC≡△PBQ

⑥AC=PQ(合同な三角形の対応する辺は等しい)

⑦AC=AR(正三角形ACRの辺)

⑧ ⑥⑦よりPQ=AR

△ABCと△RQCにおいて同様にすると

⑨AB=RQ(△ABC≡△RQC 合同な三角形の対応する辺は等しい)

⑩AB=AP(正三角形ABPの辺)

⑪ ⑨⑩よりRQ=QP

したがって⑧⑪より「2組の対辺の長さがそれぞれ等しい」ので四角形QPARは平行四辺形となる。

 

*合同な図形を同じ向き・形で描くのがポイント!(動画参照)

*平行四辺形の性質を利用する問題は多い!(動画参照)

 

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